女性専用カウンセリング office kei
カウンセラーの中島です。
カサンドラ症候群についての3回目ですが…。
なんということでしょう!
前回のアップから9ヶ月も経っているではありませんか!
先送り癖もたいがいにせんとね>自分
早速ですが本題に。
今回は私が体験したエピソードをいくつか書いてみます。
まずは、何かおかしいと気がつくきっかけになった出来事から。
エピソード1
昔のことすぎて、いつだったか正確には思い出せないのですが…。
ある休日のこと、私は台所仕事をし、(元)夫氏がリビングの物入れを整理しておりました。
「ピンポーン」とインターホンが鳴り、
目の前で作業をしていた夫氏が受話器を取り「あ、はい」と答え、すぐ作業に戻りました。
しばらくして(2〜3分?)私が「さっきの誰だったの?」と聞くと
「宅配便」と彼。そう言いつつまだ作業を継続しようとするので
「えー!なんで出ないの?」というと
「今、作業中だし!」と逆ギレされました。
当時の私にはASDについての知識がなかったため、彼の行動が理解できず、ただ驚き、その身勝手さに腹を立てました。
これは、相手の都合や気持ちを想像できず、また、今やっていることを途中で止めることができない、気持ちの切り替えができないという特徴が現れていたのだと思います。
エピソード2
二十年ほど前の私の誕生日に夫氏がプレゼントをくれました。
それは茶色い革のショルダーバッグ(リクルートバッグのような形)でした。
そっくり同じ色と形のバッグをすでに持っていた私が「同じようなの持ってるのに、なんで?」と不服をいうと「その形が好きなんだと思った」と。
またあるときは、彼が好意で洗濯してくれて縮みまくってしまった、真っ白ふわふわのチュニックセーターのお詫びにと買ってくれたのは、なんの変哲も無い黒のハイネックセーター。それも私が同じものを持っているからという理由でした。
「だって、それ好きなんでしょ?」
エピソード3
娘が5歳の頃、椅子から落ちて顎を強打し、ぱっくり2センチほど切る怪我をしました。
私は慌てて応急手当てをした後、側にいた夫氏に「見ててね」と頼み、
別室で病院に行くために保険証やら着替えやら用意していました。
リビングに戻ると、横たわり泣いている娘を見下ろして仁王立ちしている夫氏。
「なんで、抱いたり慰めたりしてくれないの?」
「だって、見ててって言ったから」
窓を拭いてといえば窓ガラスだけ。
窓枠も桟も、自分がこぼした水滴すら拭かず。
「何かあったら電話してね」
「何かってなに?」
エピソードは数えきれず…。
(元)夫氏が、ひょっとしてASDかも?と気がつくまで、
私の頭の中はいつも「なぜ?なぜ?なぜ?」ばかりでした。
ASDだと分かったからと言って苦労が減るわけではありませんでしたが、
言動の理由が理解できるようになり、腹をたてることは減りました。
ですが、私の場合は離婚という結末に至ったわけで
理解できても解決できないこともありますね。
離婚に至った理由は、ざっくりいうと
発達特性であるところの「常同性への強いこだわり」(同じことを同じようにやり続けたい)から引き起こされた行動による破綻でした。
カウンセリングルームでカサンドラさんのクライアントとお話ししていると
「こういうとこあるでしょ」と同じようなエピソードを経験された方がたくさんいらっしゃいます。
そういう、あるあるネタを話すだけでも少しスッキリされるようです。
また「ああ、そういうことだったのですね」と、パートナーの言動の理由がわかり納得されることも多いです。
私の場合、カサンドラ症候群の症状は自覚的にはありませんでしたが、絶えずストレス状態であったようです。
離れてみて、そのストレスの大きさがわかりました。
これをお読みの方にも、もし似たような経験があるならひょっとするとカサンドラさんかもしれません。
発達障害がわかるカウンセラーに話しを聞いてもらうと少し楽になれると思います。
カサンドラ症候群については今回で最後です。
次回は面白いお知らせができるといいな…(意味深)
※注意
ASDの特性を持つ方に全てが当てはまるわけではなく、特性の強さや環境などそれぞれのケースで異なります。
また、カサンドラ症候群はASDのパートナーを持つ方だけでなく、家庭や会社などでASDの方と長期間接する方も、症状が出ることがあるようです。