2017年01月23日

【裁判員裁判】 被害者のプライバシー問題 その後

こんにちは!
office kei カウンセラーの中島です。

寒いですね。
今朝起きたら近所の家の屋根に薄っすらと雪が積もっていました。
都市高速が止まっているそうです。
お出かけの際には足元に気をつけて。
暖かくしてお過ごしくださいね。


今日は性暴力被害についての記事なので、フラッシュバック注意です。




最近、児童虐待の勉強をしなおしています。
今年の4月に法律の改正されることもあり
古くなってしまった知識のメンテナスといったところです。

一番対応が難しい性的虐待について調べているうちに
裁判員裁判以降、性犯罪での起訴が激減しているというニュースに行きあたりました。

ソースはこちら↓
強姦致傷罪での起訴は裁判員裁判以降、激減した
https://www.buzzfeed.com/kazukiwatanabe/prosecutor-did-not-indict-takahata?utm_term=.tx8PMxx7W#.mt0PpQQxG

裁判員裁判が始まった2009年当時、私もこのテーマに関して様々なエントリーをあげました。

「裁判員裁判・プライバシー問題」
http://akiras-room.seesaa.net/category/25690068-1.html

ただでさえ性犯罪の被害者は訴える人が少ないのです(内閣府の調査では約4%)。
自分が遭った事件の詳細が裁判員という一般市民の目に触れることは、被害者にとってどれほどの苦痛でしょうか。
裁判員裁判では極端なビジュアル化と口頭主義が貫かれているため、過剰演出による詳細な読み上げが行われます。私が傍聴に行った裁判でも検察官によりお芝居のように供述調書が読み上げられました。
【参考】 裁判員裁判 問題が山積み(2)
http://akiras-room.seesaa.net/article/391808472.html

事件の詳細が傍聴人にも聞かれてしまうわけですね。
これでは、訴える人が減る、あるいは取り下げる人が増えても仕方がないことだと思います。


昨年の暮れに「裁判員等選任手続での被害者特定事項の保護」が、やっと法制化されました。
これ自体はずっと望んできたことですし、素直に喜びたいと思います。

・裁判官,検察官,被告人,弁護人は,裁判員候補者に 被害者特定事項(注)を正当な理由なく明らかにしてはな らない。(第33条の2第1項)
・裁判員候補者又は裁判員候補者であった者は,裁判員等 選任手続で知った被害者特定事項を公にしてはならない。 (第33条の2第3項)

しかし、先述しましたように裁判員制度を導入したことで裁判の様相が一変してしまったことは変わりありません。それによって性犯罪の告発が減り、結果的に犯人は野放しになりさらなる被害者が増え続けていることに目を向けるべきでしょう。
私は未だに性犯罪は対象事件から外すことを強く望んでいます。

どこにどのように訴えていけば実現するのか、無力感が押し寄せますが…。
今は、たくさんの人と手を繋ぐことが必要なのでしょう。
誰かと手を繋ぐために、少しづつでも書き続けていきたいと思います。





おわび
※ ブログ移転以来、リンク切れが多発しています。ご不便をかけてすみません。



女性専用心理カウンセリング office kei
http://www.ab.auone-net.jp/~office-k
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