2010年07月28日

「私が考えた自衛法」

はてなハイク界隈で
悪意のない被害者落ち度論」というキーワードで議論が盛り上がっています。ちと、感想などを書いてみます。

性犯罪を防ぐための有効な自衛の方法を、どんなときも語ってはいけないのか?という問いに対して、私自身は「時」と「場所」を選んで話すのであれば問題ないという考えですが、その場所はネット上ではないだろうと思います。

ずいぶん前の話ですが、福岡県警の警察官がとあるTV番組で、性犯罪加害者が、どのようなシチュエーションで被害者を物色するかという話をしていました。
かなり具体的に語られていたその方法を、私は此処に書く事ができません。自衛のためには非常に役に立つ情報ですが、加害者予備軍にとっても有効な情報になり得るからです。性犯罪被害に遭われた方たちの中には、犯行手口を示唆することになるので、詳細を語ることを避けている人もいます。

ネット上には「性犯罪被害に遭わないために」という趣旨の文章が、かなりあるのではないかと思いますが、それが本当に「自衛」や「防犯」に役だっているかというのは疑問です。そういった文章に書いてある範囲の自衛法は、ほとんどの人がやっているわけですし、自衛法の範囲を広げれば、日常生活すらままならなくなります。(コストの面でも、時間の面でも)
方法を知っていて、それを怠ったときに被害に遭えば(たまたまだったり、どうしようもない事情がある場合でも)、被害を受けた自分を責める事になりますし、多くの方法を知れば知るほど、身動きできない状態に陥ります。
また、性犯罪(や性暴力被害)の加害者は被害者の身内や顔見知りというケースのほうが多いので、上記のリンク先のような方法はそういった場合には役立ちません。

ネット上で行われる「自衛を考える議論」というのは、害はあっても利は少ないだろうと思います。
ましてや、はてなハイクなどで行われる議論は、流れ去っていきますし、そこに参加した人たち以外にはアクセスしようもない議論ですしね。(被害に遭う前の人がたどり着いて「いい情報があるじゃん」となることは、たぶんない)

なので私自身は、「私が考えた自衛法」をネット上で語ろうとは思いません。

■補足エントリhttp://blogs.dion.ne.jp/akiras_room/archives/9593319.html
posted by akira at 16:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 性暴力被害 | 更新情報をチェックする
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