またしても死刑執行

昨日偶然、「鳩山法務大臣は大量に死刑を執行している」「鳩山さんにとっては蝶々の命より死刑囚の命の方が軽いんじゃないか」という話しをしたばかりでした。
その時に、そういえば宮崎勤被告は死刑が確定したのかなと、漠然と考えていました。

今日、仕事から帰ってきてすぐに見たニュースで3人の死刑が執行されたとの報道。(絶句)

宮崎勤(45・事件当時26歳)=東京拘置所収容
(2006年1月17日 上告棄却 死刑確定)

山崎義雄(73・事件当時50歳)=大阪拘置所収容
(2005年1月25日 上告棄却 死刑確定)

陸田真志(37・事件当時25歳)=東京拘置所収容
(2005年10月17日 上告棄却 死刑確定)

今年に入って3回目です。
3人とも死刑確定から3年程での執行でした。
特に宮崎死刑囚は、確定から僅か2年5ヶ月でした。
昨年から再審請求の準備をしていたとのこと・・・。

前例を考えると本当は10日前後を予定していたのかもとも思いましたが、秋葉原の事件があったからこそ、という気がしてきました。
容疑者と(犯行時に)同年代だった2人が処刑されていますから。

考えすぎでしょう。たぶん。

・池本登 07.12.7執行 74歳没 大阪  1996年3月4日 死刑確定
・府川博樹 07.12.7執行 42歳没 東京 2003年1月 死刑確定
・藤間静波 07.12.7執行 47歳没 東京  2004年6月15日 死刑確定

・松原正彦 08. 2. 1執行 63歳没 大阪 1997年4月28日 死刑確定
・持田孝 08.2.1執行 65歳没 東京 2004年10月13日 死刑確定
・名古圭志 08.2.1執行 37歳没 福岡 2004年8月26日 死刑確定

・中村正春 08. 4.10執行 61歳没 大阪 2004年9月9日 死刑確定
・中元勝義 08. 4.10執行 64歳没 大阪 1997年1月28日 死刑確定
・坂本正人 08. 4.10執行 41歳没 東京 2004年10月29日 死刑判決
・秋永香 08. 4.10執行 61歳没 東京 2005年3月3日 死刑確定

参照:
漂泊旦那の漂流世界 死刑確定囚リスト

鳩山さんが法務大臣に就任してから、僅か半年の間に4回の執行・計13人が処刑されました。
律儀に2ヶ月に一度、きちんきちんと。
なぜか東京と大阪に集中していますね。
収容人数の問題なのかもしれませんが、執行に関わった職員の方を思うと・・・。

日本に死刑制度がある以上、死刑判決や執行が続くのは仕方ないことです。
でもね・・・。
本当に、それで社会の秩序は守られるのか?
私にとっては大きな疑問です。


現在、死刑が確定して拘置所に収監されている死刑囚は102人。
目標は100人以下とか。
鳩山さん、次は8月ですか?

この記事へのコメント

  • ゆうこ

     こんばんは。
    >秋葉原の事件があったからこそ、という気がしてきました。
     そうですね。間違いないと思います。国民も国も・・・。「死刑は犯罪の抑止にはならず、拡大させる」と安田好弘さんは言いましたね。鳩山さんは「死刑は正義」と言いました。首肯できません。

    2008年06月17日 22:58
  • lotus

    加賀乙彦の
    死刑囚の記録と言う本のことを
    思い出しながら、ニュースを読みました。
    >秋葉原の事件があったからこそ、という気がしてきました。
    同感。。
    2008年06月18日 00:35
  • rice_shower

    ゆうこさんの所からお邪魔しました。
    死刑存置派の私ですが、宮崎勤の死刑執行には唖然とさせられ、鳩山に対し強烈な憤怒を覚えます。 
    今まで死刑確定から執行までに10年近い時間が有ったのは、法理上の是非とは別の、ある種の智恵でもあったと思っています。 冤罪による執行を避けるのはもちろん、少なからぬ死刑囚が、死刑確定後に心からの悔恨、謝罪の情を抱くに至り、これが被害者遺族の傷心、怒りを僅かながらも緩和する、という実効も有ったと思うからです。
    次は麻原でしょうか。 彼もまた何も語っていません。
    世界を震撼させたあれだけの事件を、この国はフィクションとして葬り去る積りなのでしょうか。
    2008年06月18日 03:10
  • akira

    >ゆうこさん
    コメントありがとうございます。

    鳩山さんの言う
    「粛々と・・・」は、
    「これが私の仕事なのだから、特に逡巡することなく判子を押させて頂きましたよ」という風に聞こえました。

    自分が立ち会うわけではないし、ボタンを押すわけでもないし、落ちてきた死刑囚の身体を抱き留めるわけでも、死亡確認をするわけでもないですから。
    鳩山さんにとっては(多くの国民にとっても)、書類上のことなのでしょう。

    死刑制度を抱えた日本で、殺人は悪だ厳罰に処すべきという矛盾ですね。
    2008年06月18日 13:12
  • akira

    > lotusさん
    コメントありがとうございます。

    加賀乙彦氏の「死刑囚の記録」は残念ながらまだ読んでいません。
    機会があったら是非、読みたいと思います。
    私も、今年に入って「死刑」に関する本を何冊か読みました。
    一番印象に残っているのは森達也氏の「死刑」でした。
    死刑存置論者、廃止論者、それぞれの思いと、それに伴う行動・・・。

    考える為に頭はあるんだなーが実感できました(変?)
    2008年06月18日 13:23
  • akira

    >rice_showerさん
    はじめまして。コメントありがとうございます。

    あちらこちらで、死刑存置派の方が鳩山さんに賛同の意を表しているのを見ましたが、そうではない方もいらっしゃるのだな、と少しホッとしています。
    ご意見書き込んでくださって、ありがとうございます。

    確定後早期に刑を執行することは、被害者遺族の応報感情を慰撫する効果はあるのかもしれません。(人に依るでしょうけれど)
    鳩山さんになってから、確定から執行までの時間が短くなってきています。rice_showerさんがおっしゃるように、短い時間でどんな反省ができるのか・・・。はなはだ疑問です。
    とはいえ私は、死刑判決の基準の中に「反省の可能性があるか」(反省できそうにないから死刑にするしかない)という項目がある以上、処刑までの間に反省を求めること、反省している人を処刑することに矛盾を感じています。

    >次は麻原でしょうか。

    リストを見て私も同じ事を考えました。
    2008年06月18日 14:05
  • rice_shower

    >処刑までの間に反省を求めること、反省している人を処刑することに矛盾を感じています
    反省を求めるというのではなく;
    心よりの悔悛(応報刑論に立脚すれば、自らの死をもって罪を贖うことが妥当であると納得し、受容する気持ち)→精神の安定→静かな死、という死刑囚への最後の情け。 人権ではなく、人道的措置。
    心よりの悔悛→被害者遺族への心底からの謝罪→遺族感情の慰撫(死刑が執行されても虚しさが残るだけで、加害者の心からの謝罪こそが、ほんの僅かではあるが、何よりもの救いになる、という例が多いようですから)
    国民の過半が上述の視点に同意するなら、欧米先進国が何を言おうが(彼らと死生観を共有する義務は無い)、“犯罪者の為にも”死刑は存置するべし、というのがアンチ左翼人権派、右翼人道派の私の立場です。(ゆうこさんには十分理解頂いていると思いますけど)


    2008年06月18日 17:10
  • akira

    >rice_showerさん

    できれば、この話題にはコメントしたくないよ~と、私の自我が告げているのですが・・。(苦笑)

    私は反省と悔悛を同義に使っています。すみません。
    rice_showerさんの立場は理解しました。
    私の立場を理解してくださいとは言いません。(けんか腰と受け取らないでくださいね)
    たぶん、どのように生きてきたかが余りにも違いすぎて、理解を求めるのが難しいと思うし、私の立場を押しつけるつもりは毛頭ないので。

    それと、私のことではないでしょうけれど、誰かのことを左翼人権派のようにくくらないで欲しいなとは思いました。ご自分のことをどのように名乗ろうと自由ですけど。
    それぞれの人生を抱えて生きているわけで、簡単にくくれるものではないでしょう?

    色んな人が、色んな所で対話をして何かが生まれたら良いなと思います。
    2008年06月18日 19:18
  • rice_shower

    これで終わりにしましょうね。
    世間のラベリングによる“左翼人権派”を指します。(ある種のネタとお考え頂ければ) 
    その象徴が安田弁護士でしょう。 彼自身、そう呼ばれることを否定していませんし。 
    そして彼は、“右翼(敢えてラベリングすれば三島派かな)”の私が最もレスペクトする弁護士の一人です。 本来の右翼はグラスルーツでなければならず(民を苦しめる権力に対峙する)、私が“味方”と看做す右翼達には安田ファンが少なくないことは知っておいて下さいな。
    2008年06月18日 22:40
  • akira

    >rice_showerさん
    はい。これで終わりにします。

    >世間のラベリングによる“左翼人権派”を指します。(ある種のネタとお考え頂ければ)
    はい。了解です。
    つい脊髄反射、失礼しました。

    私にも尊敬する「自称」右翼の方が何人もいます。
    なので、立場よりその方自身をみたいなと思います。
    2008年06月18日 23:09
  • ゆうこ

    今晩は
     昨日今日と、続けてのお邪魔です。秋葉原の事件、DVに起因していると思うものですから。
    >次は麻原でしょうか。
     そうではないでしょう。共犯が全員確定していませんから。こういう当てっこみたいなのは、あまりいい感じじゃないですね。それと、せめて「麻原さん」と言って戴けませんか。
     安田さんは、人権派なんて呼ばれることを嫌っていますよ。私も「派」っていうのは、嫌いです。
    >心よりの悔悛(応報刑論に立脚すれば、自らの死をもって罪を贖うことが妥当であると納得し、受容する気持ち)→精神の安定→静かな死、という死刑囚への最後の情け。 人権ではなく、人道的措置。
     要らぬお世話。余計なお世話。
     死刑は、正義でも人道的でもないです。ただの殺人にすぎない。執行までの時間など、関係ありません。有限な、相対的な人間が、絶対的なこと(命を奪うこと)をしてはならない、と思っています。 
    2008年06月19日 00:11
  • akira

    >ゆうこさん
    たぶん横レスですね。
    でも、私もあてっこのようなことをしてしまい反省しています。

    新しいエントリで、私がなぜ死刑に反対しているかを書きました。
    (ゆうこさんのコメントは、その後で読みましたけど)
    良ければ、お読みください。
    2008年06月19日 00:23
  • rice_shower

    >ゆうこさん、
    これからは“麻原死刑囚”と呼びましょう。 そちらのサイトにもコメントしましたが、連続する死刑執行に、法務官僚の策謀を感じているので、ならば極力人々の興味を引く人物を選ぶだろうから、麻原死刑囚がターゲットになっても不思議ではない、と言う事です。

    安田さんがどこかで「左翼思想を支持するし、如何なる人間の人権も守られねばならない、と思っているので、“左翼人権派”であることは確かだ」と発言されていましたので。 ただ、氏は仏陀の「犀のように一人歩め」を体現されているようで、○○派にカテゴライズされるのは嫌われるでしょうね。  因みに私が○○派という場合、常に括弧付きか、ネタ半分ですので悪しからず。

    「不完全な人間が完全なことをしてはならない」
    少し前に、これは保守主義者(“右翼”の本来的な意味は、人智の限界を知る、身の程を知る、伝統的価値観、倫理観保守漸進)たる私にとって、非常に重い言葉である、とお応えしたと思います。
    2008年06月19日 05:13
  • 階段おとし

    にほんは死刑確定から死刑執行が遅すぎる!麻原彰こう・小林 薫被告・畠山鈴香被告・林 真須美被告の死刑が速やかに行われることを望みます。情状酌量には毒殺薬物注射がよいと思われ残虐犯罪には煮えたぎるたぬき味噌汁かまゆでや煮えたぎる粥汁熱湯地獄がよいでしょアーレフ アーメン ポアせよ
    2008年08月11日 12:46
  • 良識 審判者

    にほんは死刑確定から死刑執行が遅すぎる!麻原彰こう・小林 薫被告・畠山鈴香被告・林 真須美被告の死刑が速やかに行われることを望みます。情状酌量には毒殺薬物注射がよいと思われ残虐犯罪には煮えたぎるたぬき味噌汁かまゆでや煮えたぎる粥汁熱湯地獄がよいでしょアーレフ アーメン ポアせよ
    2008年08月11日 12:49
  • akira

    >階段おとし=良識 審判者さん

    別のハンドルネームで2つの全く同じ内容のコメントを寄せられる意図が分かりません。
    内容については、お返事する必要はないですね。

    次にコメントがあった場合は、削除させて頂きます。


    2008年08月11日 15:04
  • 死刑まで執行猶予をつければいいんじゃないかしらね。
    2011年09月27日 14:20
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