2009年05月31日

最高裁は指針を出さない

中国新聞5月30日の報道より
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200905300110.html
魚拓
 この概要説明で、性犯罪被害者は「三十代のSさん」などとするほか、市区町村の規模により、おおまかな住所地を伝えて、候補者に心当たりがないか尋ねる。

 その後、心当たりがあると答えた人には、裁判長が一人一人実施する質問の中で、心当たりのある人の名前を聞き、被害者かどうか確認する。

 殺人や傷害致死など性犯罪以外の罪名の対象事件に性暴力が含まれている場合も、被害者情報保護の必要性があれば同様の方法をとるという。

 裁判官は独立して職務に当たるので、こうしたやり方を一律に徹底することはできないが、最高裁は「事件に応じた裁判員選任手続きの方法は協議を続けてきたので、各地裁は対応を把握している」としている。


裁判官は独立して職務に当たるので、こうしたやり方を一律に徹底することはできない」のですね。
やはり、最高裁は指針を出さず、裁判官個別の判断に任せるということです。

問題が起きたときに誰が責任をとるのでしょうね。(もちろん担当裁判官でしょうけど)



2009年05月29日

アマゾンさんで注文したのに、かぶったー。

昨日アマゾンで
■単純な脳、複雑な「私」 池谷裕二 (著) 朝日出版社
という本を頼みました。

夕方、ダンナちゃんに買い物を頼んだのですけど、さっきその袋をあけてみると、上記の本が…。


かぶったー。


つい先日、本屋で、くだんの本をダンナちゃんがまじまじと見ていたので、「買ったら?」といったのに「欲しいの?」と、とんちんかんなことを言うので無視してしまい…。
結局買わずに帰ってきました。

私も読みたい本だったので、昨日アマゾンで注文したばかりでした。
届いたら「買ったよ〜ん」といって驚かせようと思っていたのに。

明日アマゾンさんから本が届くし、2冊も同じものが。
どうしましょ。

posted by akira at 00:43| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

その後とお詫び

当blogでは5月13日以降、性暴力事件が裁判員裁判の対象になることで起きる弊害、特に選任手続きにおける被害者プライバシーが守秘義務のない候補者に開示される問題を中心に取り上げてきました。


これまでの主な動きを、色々な方がまとめてくださっています。

■Gazing at the Celestial Blue
「裁判員制度における被害者のプライバシー確保を求める要請」その後

■キリンが逆立ちしたピアス(現在、休止中)
性犯罪被害者氏名開示問題についてのまとめ

■かめ?
裁判員制度における被害者のプライバシー保護問題、その後


当blogの関連記事(日付順)も紹介しておきます。

裁判員制度に新たな問題点が浮上
http://akiras-room.seesaa.net/article/391808378.html
裁判員選任手続き 問題は複雑
http://akiras-room.seesaa.net/article/391808382.html
【緊急】裁判員選任手続きに関する署名のお願い(追記あり)
http://akiras-room.seesaa.net/article/391808387.html
署名の御礼
http://akiras-room.seesaa.net/article/391808388.html
被害者のプライバシーは本当に守られるのか(1)
http://akiras-room.seesaa.net/article/391808389.html
被害者のプライバシーは本当に守られるのか(2)(追記あり)
http://akiras-room.seesaa.net/article/391808390.html
被害者の安全とプライバシー保護を求める緊急アクション第2弾
http://akiras-room.seesaa.net/article/391808391.html
裁判員裁判に持ち込まれる「お茶の間裁判」の危険性
http://akiras-room.seesaa.net/article/391808392.html

ネットでの情報発信や協力要請以外にも、てんとうむしさんは被害者支援団体や議員の方に働きかけを続けていますし、私は主に議員の方にメールや手紙などでアプローチを続けています。

これまでの様々な動きに対しては(ネットで見る限りですが)肯定的な意見が多く、沢山のかたが被害者の心情に理解を示してくださっていることを有り難く思っています。
しかし、「読売新聞の記事は誤報だ」というような意見を始め、いくつかの否定的な意見があることも事実です。

たとえば、はてなの匿名ダイアリーで書かれた以下のエントリは、この問題を取り上げてくださったいくつかのblogにTBされ、またコメント欄で引用されました。なぜかエントリー自体が消されてしまっていますので、誰がどのような意図で書いたのかは分かりませんが。

■誤解です http://anond.hatelabo.jp/20090519194354 より引用
裁判員の選任手続で,性犯罪の被害者名を裁判員候補者に伝えることはしません。
なぜなら,被害者の知人が偶然に裁判員候補となることは,確率的にいってごくまれにしか起こらないことだからです。
裁判員6名と場合によっては補充裁判員若干名を選任した段階で,裁判員らに被害者名を伝えます。
その段階で,知人であることが判明すれば,新たに裁判員を選任します。
「守秘義務のない多数の裁判員候補者に性犯罪の被害者名が知られる」というのは大変な誤解です。
どうぞご理解ください。
追記:mats3003さん,dekijpさん
万が一,被害者の親族の方などが裁判員に選任された場合には,裁判の公平を欠きかねないことから,裁判員には被害者の氏名を伝えます。裁判員には守秘義務があることは記事の通りです。



これに関して、法務省から先日問い合わせていた件に対する回答の電話が、たった今ありました。

・名字・名前は出さずに、まず「被害者は28歳の新宿区在住女性」などとぼかして説明する。
・知り合いに心当たりのある候補者には名乗り出てもらう。(手を挙げて貰うという表現でした)
・名乗り出た候補者に対し、別室で「心当たりのある女性はなんという名前ですか?」と聞いて確認する。
・その後、調書等を確認して知り合いであったと判明した場合は、裁判員を解任して補充裁判員と交代して貰う。
という非常に具体的な対応策でした。
アジア女性資料センター様やてんとうむしさんへの回答は、○○○○の方法が考えられるというような、とても曖昧なものでしたが…。

さきほど法務省から電話をいただいた際に、最近のネット上のデマに関しても質問をし回答を得ました。

Q1.対象となる「性暴力事件のうち被害者が亡くなった場合のみ、裁判員裁判の対象となる」という言説があるが被害者がご存命の場合は対象とはならないのか?
A1.裁判員法第二条の対象事件に入っていれば、裁判員裁判の対象となる。

Q2.「対象となる事件でも、精査の上、裁判員制度にかけられないこともある」という言説については?
A2.裁判員法第二条の対象事件に入っていれば(例外事件を除き)全て裁判員裁判での審理となる。

Q3.先の質問への回答は簡単に言うと「検察官が、どのような罪名で起訴するかによって裁判員裁判の対象になるかが決まる」と理解して良いか?
A3.そう理解していただいて良い。

また、「八木啓代のひとりごと」のエントリ「裁判員制度、どうなるのか?! どうするのか??」で触れられているように、市民運動やジェンダーへの拒否反応も見られます。



この件に対して様々な反応があることは予測していましたが・・・。
以下は、私からのお詫びです。

実は一昨日、とあるblogで以前の私の記事に対する批判と絡めて、(プライバシー問題に関する)一連の動きに対して批判的な意見が述べられている事を知りました。
そのご意見自体は肯ける部分もあるのですが・・・。

今は論点を拡散させたくないので、私への批判(正直、なぜ今?という気はしますが)への反論をする気はありません。また、過去の記事を蒸し返す気もありません。
ただ、私のことと絡めて書かれているため、またぞろ、当時起きたような中傷が行われる可能性も皆無とはいえず、協力してくださっている沢山の方々や、なにより、てんとうむしさんにご迷惑をかけることになるのではないかと危惧しています。

そこで、てんとうむしさんと話し合いを重ね、今後は別々に行動していく方がよいだろうという結論に達しました。
(私は個人的な活動は続けますが、現在、協力してくださっている関係機関からも離れることになります)



この問題に対して様々なアクションを起こしてくださった多くの皆様に、改めて感謝の意を表します。本当にありがとうございました。

そして、今回の件とは関係のないことで、ご迷惑をおかけすることになってしまった関係者の皆様に心からお詫び申し上げます。

2009年05月25日

マスク

兵庫県でこの春から一人暮らしをしている娘に送る宅急便。
1週間前にはマスクを10枚入れました。
明日送る箱にはマスクが30枚入ってます。
というか、マスクを送るために箱一杯の荷物を用意しました。
(本末転倒といふ)

私も最近は人混みに出るときはマスクを着用しています。
だって、福岡県でも発症1号になりたくないし…
今のところ新型インフルエンザは隔離されるし…
(マスクをしていたからといって移らないとは限らないのは重々承知)

マスクをしてなくて発症すると非難されそうで怖いというのが真相。
posted by akira at 01:07| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月23日

裁判員裁判に持ち込まれる「お茶の間裁判」の危険性

タイトルがいささか扇情的かもしれませんが。

裁判員選任手続き期日(当日のことです。法律用語はわかりにくいですね)に、被害者のプライバシーが守秘義務のない候補者にも知られてしまう可能性が大きい(と、私は未だに思っています)という問題についてここのところずっと書いています。
刑事訴訟法が改正され性暴力事件では被害者等に関する情報保護の制度の適用はもちろん、詳しい犯罪場面の描写や証拠品の提示の時は、傍聴人に退廷が命じられることもあると聞きます。それは、ただ被害者の心情を考慮してというだけでなく、過去に、心ない一部の傍聴人が被害者のプライバシーを漏洩するなど実害があったからに他なりません。

選任手続きに召還された候補者の中に、このような者がいないという保証はなく、いくら個別具体的に検討してどの程度情報を出すかを判断するといわれても、とうてい安心できるものではありません。


性暴力犯罪が裁判員裁判の対象事件となることで、選任手続き以外でも被害者にとって今以上の苦痛を味わうであろう事態が予想されます。今日は、少し視点を変えて、その辺のことを書いてみようと思います。


これ以降、FB注意です。→ 続きを読む