2008年05月31日

とんでもないTB

なんだか、むかつくトラックバックがきました。
もちろん却下!

内容を引用してみますとね。
復縁マニュアルの評判評価クチコミ・レビュー

値段  サポート 返金  販売者 著者  概要 記載日 名前

2,800 X X 株式会社K×B×TO ○波○一' ○槻○優 著者は元ホストで恋愛カウンセラーの○槻○優。3つのステップで仮面の関係からラブラブカップルに戻す。崩れてしまったパートナーとの関係バランスを修復する復縁マニュアル。 2008/5/29 恋愛関係修復の書!プロのカウンセラーが全てを暴く恋愛関係完全修復マニュアル

(中略)

9,800 ○ X 中○吉○' ○村○美 著者は離婚経験者、かつ復縁経験者でもある○村○美。冷めた夫婦生活の改善を目指す。60日間のメールサポート付き。 2008/5/29 離婚復縁者が告白する、幸せな夫婦生活を取り戻す方法!

(中略)

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延々と、こんなんばっかし。

離れてしまった相手の気持ちをコントロールできると、この作者達は本気で信じているのだろうか?(信じてるわけないよね)
こんなの読む人多いんでしょうかね?
ま、需要があるから売ってるんでしょうけど。

DVがらみの傷害とか殺人事件は「復縁を迫ったが断られ、カッとして・・・」というのが定番です。
相手の気持ちをコントロールできると思いこんで、それが、実現しなかった「恨み」ですね。

そんな人達の思いにつけ込んで、こんなん書いて売ってる人らがいるんだなぁ。
カウンセラーだとか名乗っているのが片腹痛いですわ。
ぷんすかちっ(怒った顔)
posted by akira at 17:36| Comment(2) | TrackBack(0) | DV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月28日

新・日本における性犯罪被害者支援

日本における性犯罪被害者支援:追記あり(2008年03月02日)
続・日本における性犯罪被害者支援(2008年03月03日)
の続編です。

続・日本における性犯罪被害者支援の中で下記のような提言をしました。

・性暴力被害者への診療の無料化あるいは補助
・産婦人科医院でのレイプ・キットの常備
・医師、看護師への証拠採取、心理的ケアなど専門的な訓練
・アフター・ピルの早期承認
・継続的な心理的援助の提供
・専門的な女性捜査員の拡充
・警察、医療機関、民間団体の連携強化
・民間支援団体への経済的支援
・一般の人達や、援助専門職への2次被害防止教育や啓蒙


2年も前から、性暴力被害者への診療の無料化あるいは補助については実施されていたそうです。(不覚にもつい最近まで知りませんでした。とほほ・・・)
これはとても重要なので把握できたかぎりの情報をアップします。

平成19年度 犯罪被害者白書
第2章 犯罪被害者等のための具体的施策
第1節 損害回復・経済的支援等への取組
(7) 性犯罪被害者の緊急避妊等に要する経費の負担軽減より引用

  警察庁において、平成18年度から、性犯罪被害者に対し、緊急避妊などに要する経費(初診料、診断書料、検査費用、中絶費用などを含む。)を援助することにより、犯罪被害者等の精神的・経済的負担の軽減を図っている(性犯罪被害者に対する緊急避妊などに要する経費(国庫補助金):18年度 112百万円、19年度 112百万円)。
  今後も、都道府県警察に対して、本制度の適切な運用を指導していく。


具体的には、どういう事が行われているかですが。
警察による被害者支援の具体的取り組み(警察庁HP)
捜査過程における被害者の負担の軽減には、最後の方に
○ 性犯罪被害者に係る緊急避妊等に要する経費の負担
性犯罪被害者の診断書料、初診料、検査費用、緊急避妊費用等を公費で負担します。

とだけ書いてありました。(汗)

詳細が載っているサイトは殆ど無く(調べ方が悪かったのかも)、唯一発見できたのは北海道警のHPでした。
性犯罪被害者に係る医療経費等の負担軽減措置の実施について
■警察が負担する医療経費
初診料
処置料(婦人科の初回診察時における一般的な診察、処置に必要な経費)
緊急避妊料(被害直後に妊娠を防ぐために行うもの)
診断書料
その他、特に犯罪立証上必要があり、警察から依頼した診察、検査等

■被害者の自己負担医療経費
上記「警察が負担する医療経費」以外のもの
例)治療費、投薬料、入院費、被害者が私的に使用する診断書料、継続通院費用等
 
■被害者の受診及び医療経費支出手続の流れ
・被害者から警察に性犯罪被害の届出があった場合、被害の状況により、被害者には医療機関で診察を受けてもらいます。
・事件を担当する警察署の警察官が被害者に付き添い、医療機関に対し、診察の依頼及び医療経費の一部を警察で負担する手続きについて説明します。
・診察終了後、被害者の自己負担となる医療経費については、医療機関から被害者に直接請求され、被害者が支払うこととなります。
・警察が負担する医療経費については、後日、口座振込により医療機関へ支出します。


ただ、注意が必要なのは、都道府県警によって、どこまで負担するかが違うようなのです。(全ての都道府県警で実施されているのかどうかも今のところ分かりません)

平成18年に各警察に通達が出された(ネット上で多数発見できました)のと、ほぼ同時期に各都道県の医師会だよりでも、保険関係のお知らせとして医療機関に周知が図られたようです。
以下と同じ文章が各所の医師会だよりに載っています。
社団法人 京都府医師会 保険だよりー必読ー(2006年9月1日No.1844)
[性犯罪被害者に係る医療経費等の負担軽減措置]
1. 制度の概要
性犯罪の被害に遭われた方は, その尊厳を踏みにじられ, 身体的・精神的にも極めて重い負担を強いられ, その精神的ショックやしゅう恥心から, 被害申告をためらうことも多く, 被害が潜在化し, 結果として同種事案の発生により被害が拡大する要因となっていると考えられている。
このため, 警察庁では, 性犯罪に遭われた方に対する精神的, 経済的負担の軽減を図ることを目的として, 警察に対する捜査への協力確保の必要性から被害に遭われた方が負担している初診料, 診断書料, 緊急避妊に要する費用, 検査費用等にかかる経費などについて, 都道府県警察費補助費として平成18年度から予算措置を講じた。
都道府県警察では, 警察庁での予算措置を受け, 順次, 取り組みを進めているところである。

2. 性犯罪の被害に遭われた方への対応
事件への捜査協力確保の必要性などから, 担当の女性警察官等とともに, 医療機関で医師の診察を受けることなどを要件としている。

なお, 公費で負担する内容, 具体的な手続方法等については, 都道府県ごとに異なるため, 詳しくは各都道府県警察本部にお問い合わせください。

最後の部分に
なお, 公費で負担する内容, 具体的な手続方法等については, 都道府県ごとに異なるため, 詳しくは各都道府県警察本部にお問い合わせください。
とあるように、地域によって支援に差があるようです。

医師会単位でも詳細が知らされておらず、ましてや被害者本人には手の届かない情報なのですね。う〜ん。
せめて各県警のHPなどで北海道警のような広報をしてくださることを望みます。

この制度は正式には「性犯罪被害者に対する緊急避妊等経費支出制度」といい、犯罪被害給付制度とは別ものです。あくまでも犯罪事実を認定するための諸経費扱い(被害者支援の一環ではないのよ。実は)であるため「告訴」しなければ上記のような支援は受けられません。

以下参考犯罪被害者等支援に係る公費支出要領の制定について(福井県警察本部長名で出された通達)
2 性犯罪被害者に対する緊急避妊等経費支出制度
(1) 制度の概要
性犯罪の被害者が、その被害を立証するため、診断書料等及び妊娠や性感染症への感染のおそれがある場合の医師の診察、検査、緊急避妊、診断書及び人工妊娠中絶に要する経費(以下「緊急避妊等経費」という。)を公費支出する制度をいう。


また、その性格上、支援は以下のような支出に限られ
(3) 支出額
医師の診察に伴う初診料(資料採取等の処置料並びに性犯罪を起因とした外傷治療費及び検査料を含む。)、診断書料1通分(外傷に関する診断書料は別に公費支出することができる。)、検査費用(性感染症への感染のおそれがある場合におけるHIV(エイズ)、B型肝炎、クラミジア等の検査に要する費用をいう。)、緊急避妊(薬)費用及び人工妊娠中絶費用の実費額とする。なお、性感染症検査については、潜伏期間等を考慮して初診後となることから、初診後2ヶ月までの検査1回分の経費及びその際処方された投薬代を公費支出することができる。


>治療費、投薬料、入院費、被害者が私的に使用する診断書料、継続通院費用等
は自己負担となります。(上記、北海道警HPより再度引用)

つまりは、婦人科の最初の診断から捜査がらみの支出は「警察もち」ということらしいです。
以降の療養や精神疾患(PTSDなど)は「犯罪被害給付制度」の対象となる。のですね。
対象者は以下の図を参照

被害者給付制度
(←クリックで拡大)
うまくまとまりませんが、性暴力被害者支援の現状を書いてみました。
また、続報が入りましたら記事を書きます。
posted by akira at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 性暴力被害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月27日

ご意見募集

1ヶ月後に某所で久しぶりの講演を行うことになりました。
今回は、学齢期の子どもを持つ一般の方を対象として、「児童虐待」について分かりやすく伝えるというのがミッションです。
お話しをいただいた時から、頭の中はそのことで一杯。

命題は「何を伝えるか」「どう伝えるか」の二つ。
一般の人が児童虐待にどんなイメージを持っているのか、疑問に思っていることは何かと考えてみると、今までの講演などで質問されたことやネットでの議論などからは、たぶん以下の様な事なのかなと想像します。

1)どこまでがしつけで、どこからが虐待なの?
2)そもそも児童虐待ってなに?
3)なぜ、虐待は起きるの?
4)どうやって見付けるの?(被害児や親の特徴)
5)どこに相談したらいいの?

発想が貧困ですな>自分
というわけで、皆さまにお願いです。
ぜひぜひ、虐待に関する疑問点やご意見を聞かせてください。
(助けてくださ〜い)

それ以外に私が伝えたいことは。

虐待された子どもがどのようにケアされているか(あるいはケアされてないか)とか、虐待が子どもに与える影響とか、虐待してしまった親の更生はどうなっているかとか。

あとは、これらを、どう分かりやすく伝えるかなのですが・・・。
昔話や童話に見られる虐待とか、実際の事件を取り上げるとか、なるべく具体的に想像できるようにしたいなぁと考えてます。
時間制限(講演時間は1時間半を予定)があるので、余りぎちぎちに詰め込むわけにも行かないのですけど。

まだ、時間はあるのでゆっくり組み立てようと思います。
みなさま、ご意見よろしくお願いします。m(__)m

posted by akira at 18:10| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

光市事件:サヴァイバーになれなかった少年

ネット上に限られるとはいえ光市事件についての一連の議論の中で、「虐待を受けていたことを言い訳にするな」「甘えるな」とか「自分も虐待を受けていたが殺人を犯すなんて考えられない」など意見をたくさん見ました。


この事件を語る時に「虐待の影響」を言うのは非常に勇気がいります。
虐待を受けていたからといって、その罪が許されるものではない事は言うまでもありませんし、虐待を受けていた者の大多数は犯罪に手を染めるわけでもありません。それは間違いないことです。

だからといって、被告人がこの事件を起こした背景に「虐待の影響」がなかったとは言えない。これも間違いのないことだと思います。

光市事件についての言論の中では少数派ですが「光市事件と虐待」を結びつけて考察している方達がいます。

是非読んで頂きたいので紹介します。

諸悪莫作
光市事件―置き去りにされたもの

夏への扉
子供ばかり責められるのはなぜか

綿井 健陽:光市母子殺害事件 「被告の話 大人は聞かず」
毛利甚八: 育ち直しの歌 光市母子殺害事件
http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/kiyotaka/sodachi-watai.htm


私がこのblogを開設してから4年半(シーラの会webからだと7年)、ずっと虐待のことを書き続けているのは、少しでも多くの方に「児童虐待」が子どもに与える影響を知っていただき、虐待を減らすことができたらと考えているから。

光市事件や多くの犯罪は虐待だけが原因ではないと思います。しかし、以下のような非行と虐待の関連調査報告が示すように、虐待と少年非行・犯罪の関連を否定する人はいないでしょう。
平成17年度 少年非行事例等に関する調査研究報告書(内閣府)
第6章 少年非行の原因・背景を考察するに当たっての新たな視点について

■少年院在院者に対する被害経験のアンケート調査(平成12年)
 
全国の少年院で中間期教育過程に在籍する全少年を対象とした調査で、非行少年における被虐待経験の状況を把握し、被虐待経験のある少年の特性等を分析することを通して、少年院等の処遇及び児童虐待の防止全般に資する資料を得ることを目的として行われました。
・家族及び家族以外の者から身体的暴力、性的暴力、不適切な保護態度のいずれか1つでも受けた経験のある者は、全体の約70%である。これらの加害行為について、少なくとも1つ以上、家族からの被虐待経験がある者は全体の50%である。


■児童自立支援施設入所児童の被虐待経験に関する研究について〜厚生労働省(平成11年)

全国の児童自立支援施設に入所している全児童を対象に、児童を担当している職員による回答方式のアンケート調査(回収率:57施設中50施設(87.7%)対象者数1405名)を実施し、児童自立支援施設で取り組むべき課題等について検討。
・何らかの虐待を受けた入所児童が約6割
・虐待別にみると、身体的虐待、心理的虐待を受けた入所児童についてはどちらも約3割強ずつ、ネグレクトを受けた入所児童については約3割弱、性的虐待を受けた入所児童については約0.5割いることを示唆する結果が出ている。

※近年、虐待の定義そのものが変わったので、同じような調査をした場合、この数字よりもっと多くなっているものと考えられます。


光市事件では公判中から言われていたような、心理的な虐待に含まれるDVの目撃(たぶん、それに伴うネグレクトもあったことでしょう)、激烈な身体的虐待以外にも、犯行様態の大きなファクターとなった第3の虐待が行われていました。

上で紹介したblog等で、身体的虐待については十分に考察されていますので、ここでは、第3の虐待について詳述します。

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posted by akira at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童虐待 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月21日

ぐちゃぐちゃ(その2)

やっとこ(その2)です。

光市事件では、そこから沢山のことに問題が波及していて、どこから書いて良いのか途方に暮れてます。

前回の(その1)では、本村さんの発言と「あすの会」(全国犯罪被害者の会)の活動について書きました。
私の頭のぐちゃぐちゃの中では
・弁護団と検察は何を立証しようとしたのか。(事実認定)
・少年法と捜査手法の問題点
・被告人が事件を起こした背景(虐待と非行・犯罪の関連)
・厳罰化傾向と裁判員制度への影響
・死刑制度の是非
などが渦巻いています。

で、「事実認定について」私の能力の限界を超えていますが、なんとか食らいついてみようと思います。


まずは、検察と弁護団がそれぞれに何を立証しようとしたかについて・・・。

勝田清孝と来栖宥子の世界より
(光市事件について沢山の資料があり、一連の記事を書くにあたりとてもお世話になりました)
最高裁検察官弁論要旨
差し戻し審検察側弁論要旨
最高裁弁護人弁論要旨1
最高裁弁護人弁論要旨2
(なお上記サイト「column」の最高裁弁護人弁論要旨 補充書や光市事件 弁護人更新意見陳述もお読み頂ければ、より理解が深まるものと思います)

立証の対立点は
1)以下の点についてなぜ急に供述が変わったか
2)殺意の有無および犯行様態
3)犯行の計画性
4)強姦の意思があったかどうか

であったように思います。(情状についても争っていますが、後に取り上げます)

光市弁護団バッシングが起きた最初のきっかけは、当時の弁護人(安田氏、足立氏)が最高裁の弁論期日欠席したことでした。
この件について、被害者遺族の本村氏は「これほどの侮辱を受けたことはない」と激怒し、その会見映像をご記憶の方も多いと思います。
ちまたでは「弁護士は裁判を引き延ばす為なら何でもするのか」という意見が多く聞かれました。
安田弁護士の説明では、前弁護人と交代して間が無く、十分な準備が出来ないために最高裁に期日延期を申し入れたが受け入れられなかったため(当日は裁判員制度の模擬裁判リハーサルに重なっていた)、また破棄自判(最高裁が高裁判決を破棄して自ら判決を下すこと)の恐れもあったためにやむを得ず欠席した。届け出が前日になったのは、早めに出すと(最高裁によって)国選弁護人に変えられる恐れがあった為だとしています。

この件に関しては、司法の世界にいる方でも評価が分かれているので、門外漢の私には評価のしようがありませんが、準備の為に数ヶ月の延期を申請し当日欠席した弁護人と、3年半も審理を開始しようとしなかった最高裁、審理が遅れた責任はどちらが重いかは・・・。前弁護人の責任も有るでしょうね。

この後、例の記者会見で弁護団が(ちょっと不気味な)絵を掲げ、身振り手振りで、説明した弁護内容に対して大バッシングが起きるわけです。

双方の主張を要約してみますと、以下のようになります。


1)なぜ急に供述が変わったか

検察側は、被告人が急に供述を変えたのは、死刑から逃れるための嘘であると主張しています。それに対して弁護側は、「ドラえもん」「生き返らせるために姦淫した」というのは、2年以上前に教誨師に同じ内容を話している。また、殺害方法については自白内容と法医学鑑定の所見が一致していない。計画性は1審からずっとを否認している。急に供述が変わったわけではないと主張しています。

2)殺意の有無および犯行様態

検察側の主張は、「元少年は強姦目的で対象を物色していた。うまく被害者宅に上がり込み、襲いかかったものの被害者に抵抗されため、両手で力一杯首を絞めて(殺意を持って)殺害し、その後、姦淫した。側にいた赤ちゃんが泣いたので近所に発覚することを恐れて泣きやませようとしたが、泣きやまないので腹を立てて、頭の上から床にたたきつけた。その後、母親の元にはいはいしていく赤ちゃんに、あやかじめ用意していた紐(剣道の小手紐)を首に2重に巻いて(殺意を持って)力一杯しめて殺害し蝶々結びにした。発覚を送らせるために遺体を押入に隠し、財布を盗み逃走した」というものです。

弁護側は、「友人との待ち合わせまでの時間つぶしと人恋しさからの訪問であり、強姦目的で物色していたものではない。被害者と亡くなった母親をだぶらせ、甘えたい思いから被害者に抱きついたが大声を出して暴れられたために右手で口を押さえた。気が付くと、右手が首にずれていて(結果として)殺めてしまった。赤ちゃんが泣き出したので、あやそうと思い抱き上げようようとした時、誤って膝の高さから落としてしまった。赤ちゃんの首に紐を巻いたのは良く覚えていない。取り調べ時に聞いた。姦淫したのは復活の儀式であり、遺体を押入に入れたのはドラえもんが何とかしてくれると思ったから。少年による偶発的な犯行で殺意はなかった。ガムテープと間違えて財布を持ってきてしまった」と主張しています。

3)犯行の計画性

検察側は計画的な犯行とし、弁護側は偶発的な犯行で計画性はなかったとしています。

4)強姦の意思があったかどうか

検察側は、昼に自宅に帰った後、止めてあった自転車に行くまでの間に強姦を思いつき、強姦出来る相手を探していたと主張。
弁護側は、会社をさぼって友人宅でゲームなどをしていたが友人が出かけたために、昼休みだと偽って自宅に戻り、昼食後に、甘えたくなって義母に抱きついたが、そろそろ仕事に戻れと言われ渋々外に出た。3時に友人と待ち合わせていたゲームセンターに行く道すがら、時間つぶしと人恋しさから誰かと話したいと思い、いくつもの部屋を訪問した。また、美人の奥さんとエッチできればいいなという淡い思いを抱いていた。会社の制服を着て、実際に勤めている会社の名前を名乗っての訪問であり、強姦目的はありえないとの主張です。


ちょうど1年後に始まる裁判員制度を意識して(?)、なるべく簡潔に要約してみました。
(本当は資料を読んだ記憶で書いているので…)

事件に対して多くの方が抱いていると思われる疑問点について「光市事件裁判を考える(現代人文社)」という本の中で弁護団が答えています。
上で紹介した「勝田清孝との世界」の来栖宥子さんのblogでも、弁護団からの回答が取り上げられていますので貼り付けておきます。
光事件Q&A(弁護団への疑問に答える) 光事件弁護団
posted by akira at 19:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 死刑制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする