2005年05月26日

PTSDと病院の選び方(その2)

PTSDかもしれないと思い、病院に行ってみようとなったとき、
一般的に思い浮かべるのは精神科とか心療内科といわれる病院ですね。
精神科は敷居が高いと思われる方も多いと思います。
・・・で、最近では心療内科を標榜する病院やクリニックも増えてきています。

ここで一つ注意したいのは、心療内科と精神科の違いです。
症状の軽い場合、重い場合で使い分けると誤解されている人が多いのですが、ものすごく乱暴な分け方をしますと、心療内科は身体症状がメイン(心身症といわれるもの)、精神科は精神症状がメインであるということです。
同じようにみえても治療できる疾患が違います。

また、精神科、神経科医がやっている心療内科と、内科医がやっている心療内科は、当然ながら守備範囲が違ってきます。
(その先生が何を中心に学んできたかの違いです)
心療内科(専門)医という先生もいらっしゃるようですが、まだまだ数は少ないと思います。


そこで簡単な見分け方です。まず看板に注目してください。
その病院なりクリニックなりの標榜する科が、いくつか書いてあると思います。

内科、心療内科、○○科・・・となっている場合は身体的な症状がメイン
心療内科、精神科(神経科)、○○科・・・となっている場合は精神的な症状がメイン

と、理解していただければよいと思います。

PTSDの場合は、精神科(もしくは精神科医がやっている心療内科)のほうが良いでしょう。
カウンセリングも受けられる病院だとベストです。
余裕があるなら、病院とカウンセラーを別に探すという手もあります。
病院によって、保険診療枠のカウンセリング、自由診療枠のカウンセリング、カウンセリングなし、という所がありますので、受診される前に電話で確認されることをお勧めします。

ここまで書いてきて今更なのですが・・・。
精神科医によっても得意な分野が違う、と言う大切な事を書いていませんでした。
何にしてもオールマイティーな人はいません。それは医師にも当てはまるのですね。

PTSD、トラウマを治療できない(しない)精神科医も存在します。(劇爆)
(治療できます。と言われても下手くそだったりね。)
この辺もあわせて、受診したい病院に直接聞いてみるといいと思います。

良く分からない時は、お近くの精神保健センターに問い合わせてみてください。
医療機関も紹介してくれます。

※この記事は多分に私の主観が含まれてることをご了承ください。
病院選びの参考になれば幸いです。


参考になるサイトを紹介します。
精神科医が運営しているサイトです。
心療内科、精神科、神経内科の違い、精神科とはどういうところなど分かりやすく書かれています。
精神科医YASU−QのHome Page
(5月30日追記)
posted by akira at 11:40| Comment(8) | TrackBack(3) | トラウマ・PTSD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PTSDと病院の選び方(その1)

JRの脱線事故から1ヶ月たちました。
先日、「心のケアというけれど」に周囲の方が出来るケアについて書きました。
今日はトラウマの後遺症(PTSD)と病院の選び方について書きたいと思います。

PTSD( 外傷後ストレス障害)とは、トラウマとなるショックな体験をした後に生じる心身の障害のことです。
外傷体験の最中や直後の心身の反応はPTSDとは診断されません。
また、似たような症状があったとしても、元になる外傷体験がなければ、PTSDではありません(あたりまえですけど)

◆PTSDの主な症状は

1)侵入
・トラウマとなった体験が、自分の意思とは関係なく繰り返しよみがえってくる。
・あたかも今、繰り返されているような行動や感情が生じる 。(フラッシュ・バック)
・繰り返す悪夢。
・トラウマとなった出来事を象徴するようなきっかけ(トリガー)により、強い心理的な苦痛や生理的な反応(動悸、冷や汗、脱力感など)が生じる。

2)回避や麻痺
・トラウマとなった出来事を思い出させるようなもの(会話、場所、人物、活動など)からの回避や、出来事そのものを思い出せない(健忘)。
・今まで興味を持っていたこと(趣味など)への関心が持てなくなる。周囲から孤立しているように感じる。
・感情が湧かなくなる。ぼうっとしている。
・将来が無くなってしまったように感じる。

3)覚醒
・眠れない。眠ってもすぐに目が覚めてしまう。
・いらいらして怒りやすくなる。物事に集中できなくなる。
・いつもビクビクしてしまう。大きな音や声に非常に驚く。(飛び上がる、逃げ出す)

これらの症状のために顕著な苦痛が生じていたり、生活や職業上で重大な問題が生じていること。
急性の場合:症状の継続が4週を越えて3ヵ月以内。
慢性の場合:症状の継続が3ヵ月以上。
遅発性場合:症状の発現がトラウマとなる事態から6ヵ月以上経過している。


このような症状が続く時は早めに受診されることをお勧めします。

ここで大切なことは、
トラウマとなるような過酷な体験をすること=PTSDの発症ではないということです。
今回のような事故でも全員がPTSDになるとはいえません。
メディアの報道では、あたかもトラウマ=PTSDのように伝えられていますが・・・。

PTSDになりやすい体質?(生物学的な脆弱性)、以前にもトラウマ体験がある、体験後のケアの不足、孤立などの要因が多いほどPTSDになりやすいと言われています。
また、今の時点では症状がなくても、何年も経ってから症状が出ることもあります。

PTSDは時間が癒してくれるというものではありません。一般的に言われるような心の傷とは別のものです。

PTSDからの回復には、専門家の治療と周囲の方からの理解とケアが欠かせません。

(その2に続きます。)

posted by akira at 11:37| Comment(0) | TrackBack(1) | トラウマ・PTSD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月22日

サイン会に行ってきました


2005-0521-1505.jpgトリィさんのサイン会に行ってきました。
フレンドリーで、暖かい大きな人でした。
6年前、シーラの名前を使う許可をいただいた御礼を直接いうことができました。
ホッとしました。
posted by akira at 00:26| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月19日

復活

久々のupです。

義母の入院のために長崎に行ってから、体力気力とも危険水準(?)まで落ち込んでいました。
只今ユルユルと浮上中。

老人性の眼科疾患で特殊な処置をしたために、日光を避けねばならず、ベッド周りにカーテンを廻らした薄暗い狭い空間に、義母と二人きりで何時間も籠もり続けるのは、かなりのプレッシャーでした。

普段は一人暮らしの義母。
話したいことが沢山あったのでしょう。
何時間でも話し続けました。

閉口したのは、親戚、兄弟の葬儀の話。
場所が場所ですから、これはまずいでしょう。
同室の人には内科や泌尿器科の方もいましたし。

後は、同室の人の噂話(70%は悪口に類すること)う〜〜〜。
悪い人ではないのです。はい。
ただ、人のことがすごく気になる性質なだけで。

そんなこんなで、気疲れMAX。
カウンセラーの訓練を受ける前だったら、ぷちキレてたかも。傾聴が妙なところで役立ってる私でした。
posted by akira at 09:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月10日

心のケアというけれど。

尼崎の脱線事故では、沢山の方が被害に遭われ100名以上もの命が失われました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族の方に心からお悔やみを申し上げます。
また、怪我をされた方の一日も早い回復を願っています。

この記事は
佐々木かをりさんの 事故の記憶 という記事へのTBです。

事故から半月が過ぎ「心のケアを」という声が聞こえてきます。
地震や大きな災害によるストレスに晒されると、心に大きな傷(トラウマ)が残ることがあります。(詳しくはトラウマとその後遺症を参照ください)

今回の事故でも、かなりの数の方に症状が出始めているようです。
続きはこちら>
posted by akira at 13:46| Comment(4) | TrackBack(1) | トラウマ・PTSD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする